フクミツ副業ガイド
デザイン・クリエイティブ系

イラスト制作副業の始め方|SKIMA・ココナラで実績ゼロから月1〜10万円【2026年版】

フクミツ編集部|2026-04-01 公開|最終更新: 2026-05-19
月収目安月1〜10万円
初期費用0円
難易度★★★☆☆
初収入まで1〜2ヶ月

イラスト制作副業は、SNSアイコン、立ち絵、YouTubeサムネイル、同人イラスト、企業の素材依頼など、自分の絵で報酬を得る仕事です。趣味で描いてきた絵を、SKIMAやココナラといったスキル販売サービスで形にする人が増えています。 ただし「絵が描ければ受注が途切れない」副業ではありません。実際には、最初の1件がなかなか取れずに止まってしまう人が多いジャンルです。さらに、AI生成イラストの普及で価格や依頼内容の前提も動いています。このガイドでは、実績ゼロの初心者がつまずきやすい場面を正直に踏まえたうえで、0円から初収入までの現実的な進め方を整理します。

向いてる人

  • 絵を描くのが好きで日常的に練習を続けている人
  • 自分の作風やジャンルをある程度説明できる人
  • クライアントの要望を聞いて調整するのが苦にならない人
  • 在宅で創作をしながら副収入を得たい人
  • 実績ゼロからの地道な発信を続けられる人

向いてない人

  • イラストを描いた経験がほとんどない人
  • 修正や指摘のやり取りに強いストレスを感じやすい人
  • 今月すぐにまとまった収入が必要な人

イラスト副業とは?依頼ベースで絵を納品する仕事

イラスト副業とは、個人や企業からの依頼を受けて絵を描き、データを納品して報酬を得る仕事です。代表的な依頼はSNSアイコン、VTuber・配信者の立ち絵、YouTubeサムネイル、同人グッズ用イラスト、企業のバナーや挿絵などで、用途によって求められる作り込みや権利の扱いは大きく変わります。 受注経路は大きく2つあります。1つはSKIMA・ココナラのようなスキル販売サービスで「描きます」と出品する方法、もう1つはX(旧Twitter)などで作品を発信し、DMで直接依頼を受ける方法です。前者は探している人に見つけてもらいやすく、後者は作風のファンがつくと安定しやすい一方、最初の認知づくりに時間がかかります。どちらも共通して必要なのは、絵そのものだけでなく「何をどこまで描けるか」を相手に伝える力です。 ここで初心者が見落としがちなのが、絵の上手さと受注のしやすさは別の能力だという点です。次の章では、その実績ゼロのスタート地点で最初に直面する壁を具体的に見ていきます。

最初のつまずき:実績ゼロで1件目が取れない

このジャンルで最も多い停滞は、出品も発信もしているのに最初の1件が来ず、数週間でモチベーションが切れてしまうパターンです。原因はおおむね次の4つに整理できます。 ・サンプルが「何でも描けます」になっていて、誰向けか伝わらない ・依頼者が検索する言葉(アイコン、立ち絵、ヘッダーなど)が出品文に入っていない ・実績ゼロの不安から価格を相場から大きく外して付けてしまう ・反応が出るまでの期間を見込まず、1〜2週間で「需要が無い」と判断してしまう 特に多いのが1つ目です。依頼者は「自分の用途に合う人」を探しているので、画力以前に用途が一致しないと検討対象に入りません。実績ゼロの段階では、ジャンルを絞ったサンプルを数点そろえ、SNSで「どんな依頼を受けられるか」を言葉でも明示しておくことが、最初の1件への近道になります。この章のポイントは、画力を上げる前に「見つけてもらう設計」を整えることです。

ポートフォリオの作り方:枚数より「用途が伝わるか」

結論から言うと、ポートフォリオは枚数を増やすより「受けたい依頼の見本になっているか」が重要です。受注したいジャンル(SNSアイコン、立ち絵、ちびキャラなど)に絞った作例を5点前後そろえるところから始めます。 作例を用意するときの観点は次の3つです。 ・受けたい依頼と同じ構図・用途で描く(アイコン受注ならアイコン枠での見え方まで作る) ・1枚ごとに、想定用途と納品形式を一言添える ・ファンアートだけでなく、オリジナルキャラの作例も1〜2点入れる ファンアートはSNSで見てもらいやすい一方、版権の扱いがあるため販売用サンプルとしては慎重に扱います。商用の見本にはオリジナルキャラの作例があると、依頼者が用途への適合を安心して判断できます。作例は数を一気にそろえようとせず、受けたいジャンルから1点ずつ完成度を上げる方が、結果的に依頼につながりやすくなります。作例ページはNotionなどの無料ツールでも作れます。次の章では、その作例にいくらの値を付けるかという、初心者が最も迷う論点を扱います。

価格の付け方:実績ゼロの「安すぎ」が招く消耗

価格は受注数と消耗度の両方を左右しますが、実績ゼロの段階で最適値を当てるのは困難です。現実的な進め方は「相場の下限寄りで出して、レビューが溜まったら段階的に上げる」です。 おおよその相場感の目安は、SNSアイコンが1枚3,000〜10,000円前後、YouTubeサムネイルが1枚2,000〜5,000円前後とされます。あくまで目安で、画風・作業範囲・修正回数で大きく動きます。 ・最初はこのレンジの下寄りで出し、レビューと実績を貯めることを優先する ・評価が溜まってきたら、作業範囲を明示したうえで段階的に見直す ・サービス利用手数料を差し引いた「手元に残る額」で採算を見る 注意したいのは、不安から相場を大きく下回る値付けをしてしまうことです。極端な安値は「数をこなさないと割に合わない」状態を招き、修正対応まで含めると時間単価が崩れます。安値受注は実績作りの初期投資と割り切り、最初から値上げ前提で設計しておくのが、続けられる人の考え方です。サービスごとの手数料は手取りに直結するため、価格を決める前に確認しておくと判断がぶれません。

AI生成イラストとどう付き合うか

AI画像生成の普及で、イラスト副業の前提は変化しています。誠実に言えば、安価な汎用イラスト需要の一部はAIに置き換わりつつある一方、依頼者の細かい要望に合わせて調整できる手描きの価値が残っている領域もあります。どちらか一方が正解という単純な構図ではありません。 実務での付き合い方は、主に2つの方向があります。 ・補助として使う:構図のラフ出し、背景素材、配色の検討などに使い、最終的な作画は自分で仕上げる ・依頼条件を確認する:AI併用の可否、生成物の権利関係はサービスや依頼者ごとに方針が異なるため、出品前と受注時にそのつど確認する 注意点として、生成AIまわりの権利や規約は流動的で、依頼者がAI不可を明示するケースもあります。トラブルを避けるには、自分の制作工程(手描き中心か、AI補助を使うか)を出品ページに正直に書いておくことが有効です。判断に迷う著作権の論点は、文化庁の公式情報を確認するのが確実です。次の章では、受注後に起きやすい修正トラブルへの備えを扱います。

受注後のつまずき:修正トラブルと納期

結論として、受注後の停滞は「絵が描けないから」ではなく「すり合わせ不足」から起きることが多いです。実績ゼロの時期ほど断りにくく、修正の沼にはまりがちです。 よくある失敗と回避策は次の通りです。 ・修正が無限に続く:着手前に「修正は2回まで、3回目以降は追加料金」など範囲を出品文へ明記する ・完成間際に方向性が覆る:ラフ段階で確認を取り、ラフ承認後に着色へ進む工程に分ける ・納期が読めず遅延する:自分の作業ペースを把握し、余裕を持った納期を提示する(早すぎる約束はしない) ・要望を解釈で進める:曖昧な指示は推測で進めず、参考画像やキーワードで言語化してもらう これらは契約・取引のトラブルにも近い領域です。サービス内の取引ルールやガイドラインを事前に読み、やり取りはサービス上に残す形を基本にすると、後から揉めにくくなります。実績ゼロの時期は1件を失う不安が大きいですが、無理な条件をのみ続けると時間単価が崩れ、続かなくなります。条件を最初に文章で示しておくことは、依頼者にとっても判断材料になり、結果的にミスマッチを減らします。次に、収入が増えてきたときの税務の備えを確認します。

確定申告と就業規則:稼ぐ前から備える

イラスト副業で収入が出始めたら、税務の準備を後回しにしないことが重要です。給与所得以外の副業所得が年間で一定額(会社員の場合に語られる20万円ルールなど)を超えると、確定申告が必要になるケースがあります。判断は個別事情で変わるため断定はできません。売上と経費は最初から記録する習慣をつけ、不安があれば税務署の無料相談や税理士に確認するのが確実です。 ペンタブレット、ペイントソフトの利用料、参考資料などは経費として扱える場合があります。あわせて、勤務先で副業を行う場合は就業規則の確認をおすすめします。可否や申請の要否は会社ごとに異なるため、ここでも断定はしません。 「売れてから考える」ではなく「売れる前から記録する」。これが後で慌てないための現実的な順番です。

始め方ステップ

1

受けたい依頼を1ジャンルに絞る

30分〜1時間

まず「何でも描ける」をやめ、最初に受けたい依頼を1つに絞ります。SNSアイコン、立ち絵、ちびキャラなど、自分が描きやすく需要があるジャンルを1つ決めます。絞ることで、誰向けかが伝わり検討対象に入りやすくなります。

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自分のスキルを自由に出品できる

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2

用途が伝わるポートフォリオを5点前後そろえる

1〜2週間

絞ったジャンルの作例を5点前後用意します。受注したい構図・用途と同じ形で描き、1枚ごとに想定用途と納品形式を一言添えます。商用の見本にはオリジナルキャラの作例も1〜2点入れておくと、依頼者が安心して判断できます。

3

AI併用の方針と制作工程を決める

約1時間

手描き中心か、ラフ出しや背景にAIを補助的に使うかを先に決めます。AI画像生成ツールを試して自分の工程を固め、出品ページに正直に記載する準備をします。権利や規約は流動的なため、迷う点は公式情報で確認します。

4

相場と類似サービスをリサーチする

1〜2時間

受けたいジャンルで、既に出品されている類似サービスを検索します。価格帯・作業範囲・修正回数・レビュー数を見て、相場の下限寄りで出す自分の価格と、修正範囲の書き方を決めます。競合がいることは需要の確認でもあります。

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5

イラストスキルを継続的に磨く

週2〜3時間の学習

受注と並行して、人体・構図・配色・デジタルツールの技術を学び続けます。オンライン講座などで弱点を補強すると、対応できる依頼の幅と単価の見直し余地が広がります。学習は短時間でも継続を優先します。

6

スキル販売サービスに登録して出品する

約1時間

ココナラなど、イラスト依頼の集まるスキル販売サービスに登録して出品します。タイトルと説明文には依頼者が検索する言葉(アイコン、立ち絵など)を入れ、サンプル・修正回数・納期・AI併用方針を明記します。実績作りの起点になります。

7

クラウドソーシングにも登録して幅を広げる

約15分

出品に慣れたら、クラウドソーシングにも登録して企業案件にアクセスします。バナーやWeb用イラストなど依頼の幅が広がり、複数チャネルの併用で受注機会を増やせます。やり取りはサービス上に残す形を基本にします。

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知っておきたいポイント

  • 「何でも描けます」より「アイコン専門」「立ち絵特化」のように用途を絞ると、実績ゼロでも検討対象に入りやすくなります
  • 最初の価格は相場の下限寄りに設定し、レビューが溜まったら作業範囲を明示して段階的に見直しましょう
  • 修正回数と追加料金は出品文にあらかじめ明記し、ラフ承認後に着色へ進む工程に分けると修正の沼を避けやすくなります
  • AI併用の有無は出品ページに正直に書いておくと、AI不可の依頼者とのミスマッチを減らせます
  • ファンアートはSNSの集客に有効ですが、販売用サンプルにはオリジナルキャラの作例も用意しておきましょう
  • 売上・経費は売れる前から記録する習慣をつけると、確定申告の時期に慌てずに済みます

よくある質問

イラスト副業にはペンタブレットやiPadが必要ですか?

必須ではありません。スマホと無料アプリ(ibisPaintなど)でも始められます。ただし作業効率と仕上がりを安定させたいなら、ペンタブレット(5,000円前後〜が目安)やiPad+Apple Pencilの導入が選択肢になります。まずは手持ちの環境で始め、受注が続いてから投資を検討する進め方が現実的です。

実績ゼロでも最初の依頼は取れますか?

取れるケースはありますが、絵の上手さだけでは決まりません。受けたいジャンルを絞ったサンプルをそろえ、出品文に依頼者が検索する言葉を入れ、SNSで受付内容を明示することで検討対象に入りやすくなります。反応が出るまで1〜2ヶ月程度を見込んで継続するのが現実的です。

ポートフォリオは何枚必要ですか?

枚数より用途が伝わるかが重要です。受注したいジャンルに絞った作例を5点前後そろえ、1枚ごとに想定用途を添えるのが目安です。商用の見本にはオリジナルキャラの作例も入れておくと、依頼者が判断しやすくなります。

価格はいくらに設定すればいいですか?

目安としてSNSアイコンは1枚3,000〜10,000円前後、YouTubeサムネイルは1枚2,000〜5,000円前後とされますが、画風や作業範囲で大きく動きます。実績ゼロの段階は相場の下限寄りで出し、レビューが溜まったら作業範囲を明示して段階的に見直す進め方が、消耗を避けやすい考え方です。

AI生成イラストが普及したら、手描きの仕事はなくなりますか?

断定はできません。安価な汎用イラスト需要の一部はAIに移りつつある一方、依頼者の細かい要望に合わせて調整できる手描きの価値が残る領域もあります。AIを構図のラフや背景の補助に使い、自分で仕上げる併用の進め方もあります。AI併用の可否や権利の扱いは依頼ごとに確認するのが確実です。

修正依頼が多くて消耗しないか心配です。

事前の取り決めで多くは防げます。出品文に「修正は2回まで、3回目以降は追加料金」のように範囲を明記し、ラフ段階で承認を取ってから着色へ進む工程に分けると、大幅な手戻りを減らせます。曖昧な指示は推測で進めず、参考画像で言語化してもらうのが有効です。

ファンアートを描いて販売しても問題ないですか?

版権作品の二次創作には権利上の配慮が必要で、用途によっては販売が適切でない場合があります。SNSでの集客にはファンアートが有効でも、販売用サンプルや商用の見本にはオリジナルキャラの作例を使うのが安全です。判断に迷う著作権の論点は、文化庁の公式情報を確認してください。

イラスト副業の収入で確定申告は必要ですか?

給与所得以外の副業所得が一定額を超えると必要になるケースがあります。判断は個別事情で変わるため断定はできません。売上と経費(ペンタブ・ソフト利用料など)を記録しておき、不安があれば税務署の無料相談や税理士に確認するのが確実です。勤務先がある場合は就業規則の確認もおすすめします。

参考リンク

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